「あとピル」とは、アフターピル、モーニングアフターピルのことです。
「あとピル」モーニングアフターピルは、避妊をしなかったり、避妊が失敗したりした時に、妊娠を防ぐために用いる緊急避妊薬です。性行為が行われた72時間以内に服用することで、妊娠を阻止する効果が期待できます。
アフターピルは医療用医薬品になります。医師の診察と処方を受けなければ入手することはできません。一般的には、婦人科や産婦人科などで処方されます。アフターピルの料金は、医療機関や薬の種類によって異なりますが、平均して1万円前後です。
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「あとピル」の効果は?
「あとピル」アフターピルの避妊効果は、服用後約5日~1週間程度は持続するとされています。
性行為から1週間を過ぎると避妊効果は期待できませんのでご注意ください。
アフターピルの効果の確認方法は、消退出血の後に月経があるかどうか、または妊娠検査薬で陰性と結果が出るということです。
アフターピルを服用してから通常3週間程度で月経が訪れます。
「あとピル」服用後の注意
アフターピルを飲んだ後に注意すべきことは以下の通りです。
服用後2時間以内に嘔吐してしまうと、成分の効果を得られない可能性があります。吐いてしまった場合は同じアフターピルを服用することができます。
服用後は避妊具を使用して性行為を行うことが推奨されます。アフターピルは性感染症の予防にはなりません。
服用後は月経の変化に注意してください。アフターピルは生理周期に影響を与える可能性があります。月経が遅れたり、量や色が変わったりすることがあります。
服用後は妊娠の有無を確認してください。アフターピルは100%の避妊効果を保証するものではありません。
消退出血の後に月経があるかどうか、または妊娠検査薬で陰性と結果が出るということで妊娠の有無を確認できます。
消退出血とは何ですか?
消退出血とは、子宮内膜が剥がれ落ちて出る出血のことです。
生理と同じように見えますが、生理とは異なる原因で起こります。消退出血は以下のような場合に見られることがあります。
アフターピルを服用した場合。アフターピルは女性ホルモンのバランスを変化させるため、服用後に消退出血が起こることがあります。
ピルを服用している場合。ピルは休薬期間中に消退出血を起こすように設計されています。また、ピルの服用中にも出血が起こることがあります。
アフターピルを飲んだら、服用のタイミングにもよりますが、3週間以内には消退出血が起こるとされます。
消退出血は避妊できた可能性が高いことを示すサインです。
ただし、出血が妊娠時に起こる着床出血の可能性もありますので、注意が必要です。
あとピルの副作用
吐き気は、モーニングアフターピルの副作用の一つです。吐いてしまうと、薬の成分も一緒に吐いてしまう可能性があります。その場合、薬の効果が低下する恐れがあります。
服用後2時間以内は、吐かないように注意してください。もし吐いてしまったら、すぐに処方してもらった医療機関に相談してください。服用後2時間以上経っていれば、薬の成分は体内に十分吸収されていますので、吐いても効果に差はありません。
モーニングアフターピルは、緊急時に使うものであり、常用するものではありません。副作用や健康への影響を考えると、普段から適切な避妊方法を行うことが大切です。
アフターピルを手に入れるには?
アフターピルは、医療機関で処方してもらうのが一般的です。
産婦人科などに行って問診や検査を受けると、アフターピルをもらえます。今の日本では、薬局やドラッグストアでアフターピルを購入することはできません。
またアフターピルを海外から個人輸入することは可能ですが、安全性や効果については保証されていません。
できるだけ早く医療機関に相談することがおすすめです。
「あとピル」アフターピルってどのくらい費用かかりますか?
アフターピルは自由診療なので、保険が適用されません。
アフターピルの費用は、薬剤の種類やクリニックによって異なりますが、一般的には10,000円~15,000円ほどです。
ジェネリック医薬品を使うと、費用を抑えることができる場合もあります。
費用を安くする方法ってありますか?
アフターピルの費用を安くする方法は、ジェネリック医薬品を選ぶことです。
ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同じ成分や効果を持ちながら、価格が安いものです。
例えば、アフターピルのノルレボは約15,000円ですが、ジェネリック医薬品のレボノルゲストレルは約9,000円です。
また、プラノバールを使った緊急避妊のヤッペ法は、費用が約4,000円と最も安い方法ですが、副作用が強い可能性があります。